2021卒就活生必見!今さら聞けないインターンシップ事情

シェアする

banner_zoom

最近の就活において重要視されている「インターンシップ」。職業体験を通じて、仕事・企業・業界・社会への理解を深めることができる制度です。

年々、実施する企業や参加学生が増加しています。社会に出る前に業務を経験しておくことで実感を伴った業界研究、企業研究、職種研究ができるようになり、就職活動をより納得のいくものにすることが期待されています。
注目度の高い「インターンシップ」について見ていきましょう。

インターンシップっていつやってるの?

インターンシップの実施は、主に夏・冬・春となっています。それぞれの特徴を確認していきましょう。

夏のインターンシップ(6~9月)

夏は最も募集が多く、7月までに選考を終えて89月の夏休み中に行われます。期間は数日~1ヶ月と幅広く設定されています。

19卒からは、1日だけ実施される「ワンデーインターンシップ」が解禁されました。これにより、インターンシップがさらに身近なものになりました。

夏季インターンの企業の実施目的としては「就活生との接点づくり」、「自社のことを詳しく知ってほしい」などが挙げられます。

冬のインターンシップ(10~11月・122月)

冬は授業が行われている間に実施されるため、短期間かつ変則的であることが特徴です。特定の曜日や週末のみなど、企業によってバラつきがあるため、自身のスケジュールに合わせて選んでみてください。

また、選考開始が早いベンチャー中小企業などは選考を兼ねてインターンシップを実施するところもあります。その場合は、しっかりとした対策が必要になります。

春のインターンシップ(35月)

「春のインターンシップ」を実施する企業も増えています。企業の理解を深めてもらうための夏・冬とは異なり、選考開始直前に優秀な学生を確保するために行われます。

採用面接が目前に迫るこの時期は、インターンシップの内容も多少高度なものになるでしょう。春にインターンシップ先を選ぶ際は、志望業界や企業を絞ってから選ぶとより有意義な体験をすることができるでしょう。

インターンシップの実施期間はどれくらい?

一口にインターンシップと言っても期間は様々です。実施期間ごとの特徴を見ていきます。

ワンデーインターンシップ

1990年代から外資系企業を中心に行われてきたインターンシップですが、従来は10日~3週間程度で行われるケースが大半でした。

しかし、ここ数年で短期化が進み、1日でインターンシップを終える「ワンデーインターンシップ」が急増しています。就職活動の一環として行われる就業体験イベントの色合いが強いことが特徴です。

「ワンデーインターンシップ」には様々な形態があります。
自社を知ってもらうために説明会を兼ねた「企業説明会型」、短い時間で業務のイメージを掴んでもらう「見学・体験型」、課題をグループワークで解決する「ワークショップ型」など、多様化しています。
多くの企業を見ることができるこのインターンシップは、業界研究に役立てることもできるでしょう。

一方、企業側のメリットとしては「様々な学生と接点を持てる」、「長期型インターンに向けた正しいマッチング」、「新しいアイデアのヒントを得る」などが挙げられます。

短期型インターンシップ

短期型インターンシップは、「プロジェクト型インターンシップ」とも呼ばれています。企業から課題が出され、それをチームで解決していくという実戦形式です。

期間は数日~1週間ほどで、面接やワンデーインターンシップでは伝えきれない自分の魅力をアピールすることができます。

選考を兼ねている場合もあり、取り組む姿勢や発想力、積極性、コミュニケーション力などが評価に繋がります。全国から優秀な学生が集まるため、刺激的な体験となるでしょう。

長期型インターンシップ

ベンチャー中小企業を中心に実施される「長期型インターンシップ」。期間は数か月~半年で、授業の無い曜日に企業の一員として実際の業務を行います。

基本的に交通費のみですが、お給料が出る場合もあります。責任感を要し、自身のスキルアップにも繋がります。志望している業界や企業が決まっている場合は長期インターンがおすすめです。

実際どれくらいの人が参加している?

インターンシップの応募率・参加率は年々増加傾向にあります。マイナビが2019年卒学生を対象に行った調査によると、応募経験率は9割超え、参加率は8割弱となっています。

参考 2019卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査

グラフを見てもわかるとおり、インターンシップの浸透は顕著です。就職活動に欠かせない存在となっていることがわかります。

多くの就活生が参加するインターンシップですが、実際どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

短期型と長期型では得られるものが異なります。長期インターンはより実践に近く、すでに社会に出ている人々と密に接することができるのがポイントです。短期インターンの場合、内容の濃さは長期に劣りますが、複数の企業を比較できる点が魅力ですね。
あなたのスケジュールと希望を考慮して探してみると良いかもしれません。

インターンシップ参加にあたって準備しておくことは?

まずはどんなインターンシップがあるか調べてみる

まずは気になる企業のWebサイトを見てみましょう。そこでインターンシップについての情報を得ることができます。

また、学校のキャリアセンターに案内が届いている場合もあります。プログラム内容や実施期間などの概要を確認しましょう。この時、事業内容や仕事内容についても押さえておくと後の企業研究に役立ちます。

選考の流れや参加目的をおさらい

インターンシップは参加人数が限られているため、応募が集中すると選考が行われます。この場合は書類選考や面接など、どういった流れで選考が行われるのかを確認し、事前に準備する必要があります。

また、インターンに参加する目的を定めておきましょう。達成したいことなど、なるべく具体的な目標を掲げることでそれまでのプロセスをイメージすることができます。

参加が決まったら…

身だしなみのチェック

  • 清潔感がある
  • 機能的な服装(動きやすく、仕事がしやすい)
  • 職場の雰囲気に合っている

持ち物確認

  • 携帯電話
  • スケジュール帳
  • インターン先の連絡先
  • 筆記用具
  • ノート・メモ帳
  • 時計
  • 印鑑・学生証
  • 化粧ポーチ・ストッキング(女性)

自己紹介文

初日に自己紹介をする場合があります。その際にハキハキと話せるように予め自己紹介文を考えておきましょう。

その他

  • インターン先への経路や所要時間のチェック
  • インターンの流れや内容の確認 …etc

前もって準備を済ませ、心に余裕のある状態で当日を迎えてください。

おわりに

インターンシップは必ずしも参加しなければならないものではありませんが、就職活動を有利にするための第一歩となります。志望業界が決まっている場合は、長期インターンに挑戦してみるのも良いかもしれませんね。

まずは、どのような募集があるのかチェックするところから始めてみましょう!気になる募集があれば、勇気を出して応募してみてください。

shukatsu_logo_wp

シェアする

フォローする