TOP > 社長インタビュー 一覧 > 株式会社アイ・ティー・フォース 社長インタビュー

※現在有効な求人はありません。

事業内容 エンジニア派遣 ・ システム製造
代表者 地代所 宏幸 
資本金 3,000,000円 
社員数 10名 
平均年齢 29.5才 
平均勤続年数  
離職率  
男女比  
創立 年 月 日 
本社所在地 東京都豊島区東池袋3-1-4 メゾンサンシャイン1005号 
最寄り駅
沿革

ソフトウェア開発事業・システムコンサルティング事業・ITアウトソーシング事業を行い、 「会社という生き物のお医者さん」を目指しているという元料理人の株式会社アイ・ティ・フォース 代表取締役社長・地代所宏幸さんに会社の現状、今後の展望、求める人材についてお伺いしました。

料理人から
IT企業社長への転身!

株式会社アイ・ティー・フォース/地代所宏幸

ー 会社を立ち上げ社長になるきっかけとはなんだったんですか?

(会社を)一緒に立ち上げた3人のうち1人は20年間遊んでいた遊び友達。 もう一人はその友達と同じ現場で働いていた、IT業界に5・6年は身を置いた人。 きっかけとしては、36,7の時、俺は料理人として、食いもの屋をやろうとして店を探していたのね。 丁度その頃、その遊び友達が自分で会社を起こしたいと思っていて、 その友達に「自分には社長をやる力がないから社長をやってくれないか」と誘われた結果、社長になりました。 本当にノリだった(笑)

ー 不安はなかったんですか?

食いもの屋やるのにお店を借りたりして2000万借金、失敗はできない。 一方、IT会社やるとなると電話一本ひけばOK。二人ともベテランだったから、二人が働きに出てくれれば 俺の給料分くらいはでちゃう。それこそ車買うより少ないお金で電話線ひっぱって、 自分の家を事務所にして登記だけして始めて、経費がかからないから初年度の黒字は確定していて、 気持ち的には全然楽だった。2000万円の借金を背負って成功確率50%あるかないかくらいの商売と、 大成功するかどうか分からないけど初めの月から黒字確定の商売、どっちをやるかというお話。 そうしたら後者を選ぶでしょ?

エンジニアの目線、
サービスの目線

ー 立ち上げた時に苦労したことは?

立ち上げてすぐには苦労しませんでした。立ち上げて半年くらいして、次第に苦労する部分が出てきました。 エンジニアと考え方が違うから、こっちの考え方に合わせてもらうのが大変で。 この業界、サービス業と同じだから、お客さんの視点でモノを見て、 お客さんのために何ができるかを考えて行動しなければいけない。 そうすれば商売うまくいくと思っています。 けれどエンジニアはそう思っていないから、サービスの目線にエンジニアを寄せていくのが大変でした。 サービス業としてちゃんとやれば絶対にうまくいく。 そうでなきゃお客さんのニーズに答えられない会社になって、お客さんにそっぽむかれるだけだから。

ー 他業界とIT業界の際立った違いはありますか?

飲食店からこの業界に入って、やれてきているってことは他業界と全部一緒。 結局は商売だから、お客さんのほしいものをお客さんが払える値段で提供し続ければいい。 今までお客さんが食べたい物をお客さんが納得できる金額で提供する仕事が、 お客さんがほしい仕組みをお客さんが納得できる金額で提供するように変わっただけだから、 違いといったら特にないです。

ー この業界に必要なスキルは??

ラーメンであったら、お客さんはラーメンを知っているから違うものがでてきたら違うと言えるのだけど、 この業界はお客さんは我々が何をやっているかわからない。 完成して自分が使い始めても的確に「ここが違うよ」とは(お客さんは)言えない。 そこでトラブルが起こる。 作っている過程がみえないから「納品してから求めていたものと全然違う」となってしまう。 お客さんとの密なやりとりができる人間的な、 お客さんの意をくみ取れるだけのコミュニケ―ションの力がないとダメだね。

ラーメン頼まれてるのにチャーハン出してる、
みたいな状態

ー HPにある「会社という生き物のお医者さん」「システム習慣病」「システムメタボ」とは具体的にどういうことですか?

今、企業に導入されている仕組みは企業が欲しいと思っている形になっていない。 お客さんが使いやすい、と思う仕組みは全体の15%くらいじゃないかな。 ほとんど、いらない機能がついていたり、求められていたものとは違う機能を、 使う人の運用のやり方を無理やり変えさせて納品したりしている。 ラーメン頼まれてるのにチャーハンだしてる、みたいな状態。 それでお金を貰えるのはおかしい。
作り手は「最新の技術買っちゃえばいいじゃん」と思うけれど、最新の技術なんてお客さんはいらないんだよね。 お客さんが求めているのはもっとシンプルで簡単で安いもの。 それなのにいろんな技術詰め込んで高くしているのが現状。 そういう事はやめましょうということで「メタボ=余計な物」として言っています。

資格には興味なし。
「人生のスキルを教えます」

株式会社アイ・ティー・フォース/地代所宏幸

ー 会社に部署とかありますか?

ないです。クラブ活動みたいな会社です(笑) でも、結構きついと思います。「出すもの出しますけど、責任は果たしてください」というスタンスです。
俺も営業にいかないぐらいで、エンジニアが現場で信用を得てきて、 そこから仕事を引っ張ってくるというやり方をしている。 この業界、人とのコミュニケーションや関わり合いを苦手とする人間ばっかりなんだけど、 うちのエンジニア達は現場に行って、現場の上の人たちと、 もっと上のでかい会社の部課長クラスの人たちと直接やりとりをしてる。 そこで自分の立場を自分で作ってこないとダメ。それを要求しています。

ー 社員はどんな仕事ができますか?

半数以上が外に出てお客さんと話をして設計してプログラムを作る、という仕事をしています。

ー 具体的にどんな資格や製品に関われますか?

製品はいろいろあるよ。資格は、うちの会社に持っている人はいないんじゃないかな。

ー 資格はあまり重要視されていらっしゃらないのでしょうか?

俺自身興味もないし(笑) 資格を持っていても、お客さんの欲しいものを汲み取れるかは別問題だから、逆にそこしか求めていない。
お客さんとこうやって話していて、こんなものが欲しいんだ、と感じ取れれば 絶対に良いものが作れるし、それができなかったらどんな資格やスーパーな技術があったとしても お客さんの欲しいものは永遠にできない。

ー アイ・ティ・フォースさんで働くとどんな技術が得られますか?

プログラミングは一応研修で教えている。JAVAだったりね。 でも、人との関わり合いをどうするのかということも徹底的にやるから、形として見えない。 うちのやり方は人生のスキルを教えます。人に認めてもらう力だったり、発信する力・受け取る力だったり。 自分で答えにたどり着くことを徹底的に研修で仕込む。結局、社会にでて求められているのはそこだけ。 正しい目標を設定して、正しい考えを基に、正しい行動をとれれば必ず成功する。 うまくいかないってことは正しい考え方ができないのか、正しい行動をとっていないのかどっちか。 この会社での上からの指示は、この力だったらここまで辿り着けるのは分かっているからこれをやれ、という。 そこにたどり着けないとしたら、考え方か行動がおかしいということ。 その場合ちゃんと説明して考え方、行動を変えてもらう。

ー 1年目、3年目、5年目で働き方は変わっていきますか?

変わる人もいれば変わらない人もいる。 正しい考え、行動ができる人は1年目でも10年目の人がやるような仕事を任されたりする。 人によっては1年目はプログラムに関わらず、ずっと雑用って人もいる。

ー その差はどうやって生まれるんですか?

運もあるし本人の努力もある。 うちでは現場は用意されていなくて、自分で切り開けっていう形だから、 チャンスがめぐってきたときに準備ができている人間は、そのチャンスを掴むことができるけれど 、 指示された仕事が出来ていない、間に合わないとか言う人はチャンスを逃して、 また1年2年止まったままになってしまう。 全部自分次第だけど、こういう時のためにこういうことをやっておきなさい、という指示は 1人1人全員に常にだしています。 またチャンスが巡ってきたときにそれが準備できていると、 1年目で会社の命運をかけた大仕事をやってのける人もいたりする。 1年目でも、力があって、正しいゴール地点を設定で来て、正しい行動がとれる人間だったら絶対できるから。 むしろそこしか見ない。

アイ・ティ・フォースで人生が変わる!?

ー 社長にとって、仕事のやりがいや楽しさとはなんでしょうか。

この会社には優秀な人はいません(笑) 新卒のエンジニアは4人取っているけれど、ほとんどが人生のスタートに出遅れている人たち。 けれどそういう人たちが現場に行って、良い大学出た人たちより上の会社から信頼を得ている。 そうやって、今まで全然ダメだった人に、 この会社に入って人生変わって良くなりました、と言われるのが一番楽しい。

ー 社内の雰囲気はどんな感じ?

それは、社員に聞いた方が分かりやすいね
(「お~い、内藤!」と、地代所社長、社員の内藤さんを呼ぶ)
内藤さん:
自分の責任が強いですかね。自分で考えて行動しなければいけないし。 社長の気に食わないこととか、意に反したことがあれば怒鳴られることがあります(笑)あとは自由にのんびり。
地代所社長:
やるべきことさえやってくれればいい。言われたことはきっちり責任はたしてやってね、それ以外は何も言わないよ、好きにやっていいよ、という感じ。 去年、こいつ(内藤さん)すごいんだよ。昼飯食べにいったら、「ビール飲んでいいっすか」っていって飲んでるの(笑)
内藤さん:
その時は、現場に配属される前日で、記念に、みたいな感じで社長が許してくれたんじゃないですか!!

ー 会社外で社員間のコミュニケーションとか飲み会とかはありますか?

飲み会は自慢!ここか外、半々くらいで全員集まって飲み会するよ。 月一回はたいていやってる。ここでやるときは、俺が調理師だったから、 自分で和牛のローストビーフとか作っちゃってる。ちょっと他じゃ食えないくらいのやつね(笑)

社長が手ずからメンタルケア

ー お仕事で辛い事ってなんですか?

内藤さん: 仕事している相手との仕事のやりとりでどうしても両方の意見が食い違う際に譲れない、 こうした方がいいのではという点で衝突しすぎて精神的にきつくなることがあります。

ー 学生から見たIT業界は、7Kなどであまり良いイメージではないのですが実際のところどうなんですか??

残業は最近すごい減りました。大手のソフト会社は残業は多いかもしれないけれど、 下の中小に残業はないんです。ブラックかどうかっていうのは人によると思うんです。 合う人には合うし、合わない人には徹底的に合わない。 ITでもソフト開発とインフラで変わってきて、インフラは深夜での作業が多かったりするかな。

ー 地代所社長はHPにメンタルヘルスについて書かれていましたが、精神面への配慮には気を使っているのですか?

もともとエンジニアっていうのはうつ病になりやすい。融通が利かないし、考え方を変えられないから。 自分が正だと思うこと以外正ではないから、それが間違っていた時に自分に問題があると思えない。 そうしてだんだんとうつ病になっていってしまう。それに対しての対応策はそれなりにある。 うちに重度のうつ病が一人いて、2年間そういう学校に通いました。 それで対応したら、上手くいくようになったので、多分他の会社よりもそういうことに反応は早いです。 こういう時にどうするかっていうのはその時の経験である程度分かるから、 ちょっとおかしいなって思ったらすぐ対応します。初期の段階で話すこと、意見を聞くことが一番大事。 そこは自慢ではないけど他の会社より早いよ。

ー 有給・産休・育休を利用する社員っていますか?

現場に行っている人たちは、現場の都合によります。みんな、現場が許せばいくらでも休んでる(笑) 産休は、ルールにはあるけれど女性社員がいないからまだ利用されていません。 育休も現場で許されるなら好きなようにやっていいですって感じです。 まあ、報告はしてほしいけど。

ー お給料はどう変わっていきますか?

上がる人は1年目から上がるしボーナスもでます。全然上がらない人はいないですね。 基本的にあがることはあがる。逆に言えば最低限、上がるだけの働きをしなかったらうちにはいられないかな。 やるべきことをやってなかったら一年いることもないですね。

未経験者のみ採用・オーダーメイドの研修

ー 採用では新卒と既卒どちらを重視してますか?

現時点では新卒。年寄ばっかりになってきたから、若い人が欲しいです(笑)単純に若い人がいい。 若い人のほうが、何も知らない分面白い。うちのカラーに染まりやすい。 この業界、多くの会社が未経験者は採用しないんだけど、 うちは未経験者しかとってないから業界経験者が1人もいない。中途採用は基本的にとってないです。

ー 採用の決め手は?

面接やって「コイツだな」と思った人を採用します。コイツと一緒にやっていけるなっていう人。 大丈夫かどうかは、履歴書を見れば半分わかる。で、面接で会って、履歴書に書いてあることの確認をして、 うちの会社で持ちそうだなと思ったら採用。

ー 持ちそうだなと思えるポイントは?

考え方を変えられるかどうか。自分のこだわりを持つことは重要だけど、 自分自身が状況によって柔軟に対処するだけの能力があるかどうか。 今はなくてもいいから、次の年にどれだけその能力を身に付けられる人間であるかどうかを見ています。 面接は大体1回で決まっちゃう。

ー 研修の内容はどういったものでしょうか?

オーダーメイドです。本当に1人1人違う。 人によって持っている能力が違うから、その人が現場に行って上手くやっていけるかどうかは1人1人全然違う。 技術が足りない人間もいれば、コミュニケーションが根本的にできない人間、考え方が足りない人間もいる。 現場に行ったときに、この人に足りないものはなんだろうと考えて、それを一人一人別々にやります。 その人に必要なものをこっちで見極めて、現場に行って何とかやっていけるなってレベルまで持ち上げる。 だから3か月と言ったけれど、期間は特にない。1か月の人もいれば1年の人もいる。 現場に行って通用するかどうかが基準点で、それに対して足りないものを1人1人、 オーダーメイドでカスタマイズして日々教えている。

「やりがい」を求めたビジネス展開

ー 今後どんな方向にビジネスを展開していこうと思っていますか?

オリジナルのサービスを作りたいと思っています。 お金を出す人と直接つながってサービスを提供してお金をいただくという商売。 エンジニアの派遣ではなくて、エンジニアが作ったもの、仕組みを直接売りたい。 景気不景気関係なく、自分たちが努力した分だけお金が入ってくるような形にしたいと思っている。 今の形じゃどれだけ頑張って結果を出してもお客さんの気分次第で全部変わってしまうから、やりがいが少ない。 販売でもなんでもいいけど、何か価値を作り出せば、その価値を認めている人に直接届ければ、それはお金になる。 価値を作るところから届けるところまで、ワンストップでやるサービスを自分たちで作りたいです。

ー これから就活が始まる人たちとしている人たちに一言お願いします。

環境に適応しましょう。ゆっくりでいいから前向いて歩きましょう。 止まっているということはゆっくりエスカレーターで後ろ下がっているのと同じことだから。 昔はそのエスカレーターのスピードがものすごく遅かったから、ある程度あがったあとは、 その後一生考え方・行動を変えなくてもエスカレーターに乗っていられたけど、今は違う。 ひと月頑張ったらひと月休んでもいいけど、それ以上休んだらエスカレーターが一気に下までいっちゃう。 のんびりでいいから常に前に行くようにして、環境を楽しみながら環境に適応していきましょう。 それが出来れば人生成功する。それだけですね。

編集後記

元料理人だったという地代所社長。力強い雰囲気と風格でした!! 「考え・行動を環境によって変える」ことをキーワードにインタビューに応じていただきました。 「自分で仕事を取ってくる」など、コミュニケーション能力に自信ないからちょっと・・・と、 ためらってしまう方もいるかと思いますが、その不安は研修で取り払ってくれるそうなので安心!! 1人1人に足りない点をオーダーメイドで補ってくれるなんて頼もしいです。 仕事内容などからは、少し厳しいのかな?と思ったのですが、突然社長が内藤さんを呼んだり、 会話しているのを見ていると、とても仲が良さそう!実際、社内での飲み会もあったり、 社長自ら料理をふるってくれたり、本当に社員間の仲は良さそうでした。 アイ・ティ・フォースさんなら、地代所社長に付いていけば、人生が変わるかも・・・! インタビューをして、本当にそう思わせてくれる会社・社長さんでした。