
「文系でITは難しそう…」は思い込みかも?
「将来は安定した業界で働きたい」「成長している分野に就職したい」「手に職をつけたい」
——そう考えたとき、一度はIT業界に目を向ける学生が年々増えています。
一方で、「文系出身だから無理かも…」「ITって専門的で難しそう…」といった不安から、ITエンジニアへの最初の一歩を踏み出せずにいる就活生も少なくないのではないでしょうか?
しかし、ご安心を!
実際には、文系・プログラミング未経験からITエンジニア職の採用を積極的に行っている企業は多数存在します。
選考で重視されるのは「現時点でのスキル」よりも、
「 学習意欲 」「 論理的思考力 」「 コミュニケーション力 」
といったポテンシャルだからです。
この記事では、文系・未経験の就活生が自信を持ってIT業界の面接に臨むためのコツを、よくある質問例や逆質問のポイントなども交えて具体的に解説していきます。
面接で聞かれる基本質問と回答ポイント
面接では、ほぼ必ずと言っていいほど頻出する「定番質問」があります。
緊張してしまうのはごく自然なことですが、事前に質問の意図や話すべきポイントを理解しておくことで、落ち着いて受け答えができるようになります。
そこで今回は、特によく聞かれる4つの質問について、それぞれの答え方のコツや、テンプレートをご紹介します。面接準備を進めるうえで、ぜひ参考にしてみてください。
1. 自己紹介
面接の最初に必ず聞かれる「自己紹介」。
これは、単に名前を伝えるだけでなく、「 あなたがどんな人物なのか 」を短時間で効果的にアピールする大切な機会です。
重要なのは、これまでの実績を羅列することではありません。
それよりも、
「今どのような姿勢で物事に取り組んでいるのか」
「何に興味を持ち、これからどう貢献していきたいのか」
を、 あなたの言葉で素直に表現する のがポイントです。
この自己紹介で、面接官はあなたの第一印象を形成し、その後の会話の方向性を決めることも少なくありません。
だからこそ、ここで採用担当の興味を惹きつけ、「もっと話を聞きたい」と思わせることが、面接を成功させる鍵となります。
- 学校名・学部・名前などの基本情報
- 興味を持っていることや現在の取り組み(IT学習など)
- 自分の強みや個性をひと言で伝える
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「〇〇大学〇〇学部〇〇学科◯年の就活花子と申します。
在学中は〇〇について学びながら、最近はIT業界に興味を持ち、〇〇(学習中の内容など)に取り組んでいます。
日々の学習を通じて、問題に向き合う粘り強さや継続力を強みに感じております。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。」
2. 志望動機
「なぜIT業界なのか?」「なぜこの会社なのか?」という質問は、どの企業の面接でも、必ず確認したいポイントです。
そのため、説得力のある志望動機にするには、 これまでの自分の体験や価値観と結びつけて語ること が重要になります。
- IT業界に興味を持ったきっかけ
- その中で感じた「面白さ」や「やりがい」
- その想いが、なぜこの会社につながったのか
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「御社を志望した理由は、〇〇というきっかけからIT業界に関心を持ち、
特に御社の〇〇(事業や価値観)に共感したためです。
大学では、〇〇に取り組みながら、自主的に〇〇(IT関連の学習や活動)を始めました。
将来的には、〇〇という形で、社会やチームに貢献できるよう成長してきたいと考えています。」
「興味を持ったきっかけ」と「そこからの行動や取り組み」をセットで語れるとGood!
3. 自己PR
自己PRでは、スキルよりも「 学ぶ姿勢 」「 行動力 」「 考え方 」といったポテンシャルが重視されます。
「自分にはこんな強みがあります」と伝えるだけでなく、「 その強みがどんな場面で活きたのか、 」実際のエピソードをもとに伝えることで、説得力が大きく高まります。
- 自分の強みを見つける
- それが発揮された具体的なエピソードを紹介
- IT業界でどう活かせるのかをつなげる
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「私の強みは【自身の強み】です。
たとえば、〇〇な課題に直面した際に、〇〇(具体的な行動)を行い、〇〇(結果)を得ました。
このような姿勢を、今後ITエンジニアとして学び続ける場面でも活かしていきたいと考えています。」
4. IT業界を目指した理由
文系・未経験の学生に対しては、「 なぜIT業界を選んだのか? 」という質問が非常によく聞かれます。
これまでの自分の体験や、IT業界に興味・関心を持ったエピソードから ストーリー性を持って伝えられる と好印象です。
- IT業界に興味を持ったきっかけ(できるだけ具体的に)
- 自分なりに行動した内容(調べた・勉強した・触れてみた など)
- ITを通じて実現したい未来像(なりたい自分)
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「私がIT業界を志望した理由は、〇〇をきっかけにITの仕組みに興味を持ったからです。
そこから、〇〇というサービスに触れたり、自分で調べていく中で、
”仕組みを作る側”への関心が強くなりました。
現在は、〇〇を使って基礎的な部分から学習に取り組んでおり、
将来的には〇〇のような形で誰かの役に立てるエンジニアになりたいと考えています。」
面接の最後に差がつく!逆質問サンプル集
面接の終盤に訪れる「逆質問」は、ただの”締め”ではありません。
むしろ、企業への理解と自分の成長意欲をアピールできる絶好のチャンスです。
そのため、面接前にはあらかじめ3つほど質問を準備しておくと、安心して臨めるでしょう!
- 入社後の教育体制について教えてください。
- 現場では、未経験の方はどんなフォローを続けていますか?
- 入社前に勉強しておいた方が良いことがあれば教えてください。
- 入社前に取得しておいた方が良い資格はありますか?
- チームの雰囲気や、普段のやり取りのスタイルについて教えてください。
- 御社が求める人物像について、具体的に教えていただきたいです。
- 御社で活躍されている方の共通点や特徴などがあれば教えていただけますか?
- 3年後、5年後のキャリアパスについて具体例があれば教えてください。
- スキルアップを支援する制度や取り組みにはどのようなものがありますか?
- 1日のスケジュールを教えていただけますか?
面接前の準備チェックリスト
どれだけ内容を練っても、準備が足りなければ本番で焦ってしまうことも。
そのため、落ち着いて話すためには、事前準備が欠かせません。
面接前の最終チェックで、心にも時間にも余裕を持って臨みましょう。
☑︎話す内容の確認
○ 自己紹介、志望動機、自己PRの内容を声に出して確認
○ よくある質問に対する答えをメモにまとめておく
○ 自分の短所と、それに対する改善の努力等も整理しておく
○ 逆質問を目的に3〜5つほど用意しておく
☑︎企業研究の確認
○ ホームページ、採用ページ、SNSで企業の最新情報をチェック
○ 自分の興味と企業の取り組みを結びつけて話せるように準備
○ 企業理念や代表的なサービスやプロジェクトの名称、内容を確認
☑︎当日の準備物・身だしなみ
○ 応募書類、筆記用具、面接場所やアクセス経路の確認
○ Web面接の場合は、カメラ、音声、背景、ネット回線のテストを行う
○ スーツやシャツにシワや汚れがないかチェック
おわりに
面接は、完璧であることを求められる場ではありません。
大切なのは、「 どんな姿勢で未来に向かおうとしているか 」です。
「学ぶ姿勢」や「挑戦したい気持ち」を 自分なりの言葉 で伝えましょう!
陰ながら応援しております♪