履歴書/ESは初めに基本項目を押さえよう

一次選考で必要となる履歴書やエントリーシート(以下、ES)。就活の第一関門と言われるだけあり、躓いてしまう人が多いようです。

そこで今回は、履歴書/ESの書き方を確認しましょう。企業によってフォーマットは様々ですが、ここでは基本情報や学歴など、基本的な項目を押さえていきます。

まずは書く際に守りたいマナーをチェック

履歴書/ESは、どんなに素晴らしい内容でも最低限のことができていなければ選考通過は難しくなってしまいます。まずは、書く際の基本的なマナーを見ていきましょう。

筆記用具は黒の消えないペン

履歴書/ESを書く際の筆記用具は、黒色の万年筆かボールペンを使用してください。鉛筆や消せるペンは企業に提出する書類を書くのにふさわしくありません。

丁寧に読みやすい字を書く

読む側のことを考え、丁寧で綺麗な字を心掛けましょう。また、小さすぎる字は非常に読みづらいため、ある程度余裕をもって書くようにしてください。

修正液は使用しない

誤字を発見した時は、修正液や修正テープは使用しないのが一般的です。新しい用紙をダウンロードし、一から書きましょう。清書する前に下書きをしておくと安心して書くことができ、全体のバランスも良くなるのでおすすめです。

言葉遣いに注意

普段使っている話し言葉は避けてください。例えば、「見れる」、「食べれる」などの「ら抜き言葉」。文字通り、本来は「ら」を入れなければならない言葉です。「見られる」、「食べられる」と書きましょう。言葉遣い一つであなたのイメージが変わるため、充分に注意してください。また、「バイト」などの使い慣れた略語にも注意が必要です。「アルバイト」と正式名称で記入しましょう。

大きな余白はなくす

志望動機や自己PRなどの記入欄は、なるべく余白をなくしましょう。150字を想定している欄に50文字程度しか記入されていないと、「熱意に欠ける」という印象をもたれてしまいます。目安では、文字数制限の8割程度は埋められると良いとされています。

基本情報の書き方

日付

提出日か前日の日付を記入してください。全体で「西暦」か「和暦」を統一するようにしましょう。

氏名

項目欄に合わせて「ふりがな」と書いてある場合はひらがなで記入、「フリガナ」の場合はカタカナで記入しましょう。

生年月日

送付時の年齢を記入。上の表の場合、201931日時点で21歳なので「満21歳」としています。例えば、1998年(平成9年)39日生まれの場合は「満20歳」と記入します。

住所

省略せずに都道府県から記入してください。マンションやアパート名も正式名称で書きましょう。また、長期休暇中に企業から書類が届く場合があります。帰省などで長期間家を空ける場合は、「帰省先住所・その他の住所」の欄に該当する住所を記入してください。現住所と長期休暇中の住所が同様の場合は「同上」と記入しましょう。

電話番号

日中連絡が取りやすいものを記入しましょう。固定電話が自宅に無い場合は、携帯電話の番号のみで問題ありません。

印鑑

印鑑は、向きや滲みに注意して押してください。シャチハタではなく朱肉を使うようにしましょう。

写真

写真を貼るところがある場合は、明るい表情で清潔感のあるものを選びましょう。万が一剥がれてしまったときのために、写真の裏には学校名と氏名を記入しておくと安心です。

学歴・職歴の書き方

学歴

明確な決まりはありませんが、義務教育終了時の中学卒業から記入するのが一般的です。学校名や学部は正式名称で書いてください。高校は「高等学校」と記入するのが正しいとされています。西暦・和暦は統一し、卒業見込み年度が分かる場合は記入してください。

職歴

よく間違いやすいのが職歴です。アルバイトは職歴に含まれませんので、新卒の場合は「なし」と記入してください。一度社会に出てから入学し直した場合などは、職歴を正しく記入しましょう。

志望動機の書き方

聞かれることの多い志望動機。ただ熱意を伝えるだけでは、採用担当者には響きません。「押さえるべきポイント」を踏まえて書いていきましょう。

自己分析や業界研究をして仕事選びの軸を定めていくと、自ずと魅力を感じる企業が絞られてきます。まずは、「業界に興味を持ったきっかけ・魅力に感じた点(過去)」を明確にしてみましょう。

それができたら、次はその業界を目指すために「今努力していること(現在)」を考えます。無理に書く必要はありませんが、業界の基礎知識を吸収するなど、学んでいることがあれば書いてみてください。IT業界であれば、「未経験だがITパスポートの取得を目指している」、「体験セミナーに参加して理解を深めている」などがアピールの例になります。

最後に「将来どうなりたいか(未来)」です。ここではビジョンや自身の魅力をただ伝えれば良いという訳ではありません。「企業がどんな人材を求めているか」を把握してそれに合った強みや魅力を伝えつつ、ビジョンを抱いた「経緯」や「理由」も一緒に盛り込むと説得力が増します。

応用編として、その業界を選んだ理由だけでなく、「なぜその企業なのか」といった部分を付け加えると、さらにレベルの高い志望動機になるでしょう。

詳しい志望動機の書き方はこちら

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自己PRの書き方

自己PRを書く際の構成は、①結論(現在)」、「②理由・発見(過去)」、「③意思(未来)となります。

①現在」では「私の強みは○○です」、「私には○○という長所があります」など、あなたのアピールしたいこと(結論)を記入しましょう。そうすることで読み手は、これからどういった話をするのかということを踏まえて読むことができます。長々と結論が見えない文章は印象に残りづらく、最悪の場合読んでもらうことすらできないので注意してください。

続いて「②過去」のパートですが、ここでは①の理由を述べましょう。あなたの強みが分かりやすいように、具体的なエピソードを盛り込みます。余裕があれば、そのエピソードを通じて学んだことや気付いたことを加えると良いでしょう。あなたがその経験で「どのように成長できたか」ということを伝えることができます。

文章の締めくくりとして、「③未来」についても触れましょう。案外ここが抜けてしまう就活生が多いように感じます。ここでは「あなたの強みを活かしてできること・実現したいこと」を記入します。「これからは…」、「今後は…」、「貴社に入社させて頂きましたら …」など、あなたが企業にどう貢献できるかをアピールしてみてください。

詳しい自己PRの書き方はこちら

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趣味・特技の書き方

ここは小さい項目ですが、意外と採用担当者は気にしています。文面だけで応募者がどんな人物かを判断するわけですから、「趣味・特技」を参考にしている場合が多いのです。また、面接の際に話のとっかかりになることもあるため、自身が話しやすいものを記入すると良いでしょう。

おわりに

履歴書/ESの基本的な項目について確認しました。いかがでしたか。

書く際にまず優先すべきは、「相手の立場になって書く」ということです。読みやすさや伝わりやすさを第一に考え、どういう人を採用したいと考えているか、そのためにはどうアピールすれば良いかなど、常に企業側の気持ちを考えてみてください。